【2024年版】刑法のおすすめ本”57選”【刑法】

刑法

刑法の勉強におすすめの本をご紹介します!

刑法犯罪や刑罰について定めた法律です。

何かトラブルに巻き込まれた時にも役立つのが刑法です

法学部の大学生司法試験司法試験予備試験を受験する人、また弁護士検察官裁判官など法曹として活躍をしたい人、また刑法教養として学びたい人にもおすすめです!

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  1. マンガでわかる刑法入門
      1. 「マンガでわかる刑法入門」のレビュー
  2. 刑法基本講義 総論・各論 第3版補訂版
      1. 「刑法基本講義 総論・各論 第3版補訂版」のレビュー
  3. 基本刑法1 総論 第3版
      1. 「基本刑法1 総論 第3版」のレビュー
  4. 基本刑法2 各論 第3版
      1. 「基本刑法2 各論 第3版」のレビュー
  5. 刑法 第3版
      1. 「刑法 第3版」のレビュー
  6. 刑法総論講義 第7版
      1. 「刑法総論講義 第7版」のレビュー
  7. 刑法 第4版
      1. 「刑法 第4版」のレビュー
  8. 講義刑法学・総論 第2版
  9. 講義刑法学・各論〔第2版〕
  10. 刑法事例演習
  11. ロースクール演習刑法
  12. 刑法の時間
  13. 徹底チェック刑法: 基本をおさえる事例演習
  14. ひとりで学ぶ刑法
  15. 情報刑法I サイバーセキュリティ関連犯罪
  16. コンパクト刑法総論 第2版 (コンパクト法学ライブラリ 10)
  17. 刑法各論 第2版
  18. 続・刑法の判例(総論)
  19. 捜査実例中心 刑法総論解説 第3版
  20. 刑法総論 第5版
  21. どこでも刑法 #総論
  22. 刑法各論 第4版
  23. 刑法II 各論 NBS (日評ベーシック・シリーズ)
  24. 判例刑法総論〔第8版〕
  25. 刑法各論の悩みどころ (法学教室LIBRARY)
  26. 司法試験・予備試験「合格ノート」刑法【各論】(2版)
  27. C-Book 刑法I〈総論〉 改訂新版 (司法試験&予備試験対策シリーズ 8)
  28. 刑法各論判例インデックス〔第2版〕
  29. 刑法 (新伊藤塾試験対策問題集-論文 7)
  30. 刑法総論の悩みどころ (法学教室LIBRARY)
  31. たのしい刑法I 総論 第3版
  32. 英語で学ぶ刑法総論
  33. 入門経済刑法
  34. 刑法総論(第3版) (法セミLAWCLASSシリーズ)
  35. 刑法判例百選II 各論〔第8版〕
  36. 司法試験・予備試験「合格ノート」刑法【総論】(2版)
  37. 刑法判例百選I 総論〔第8版〕
  38. 捜査実例中心 刑法各論解説
  39. 新・コンメンタール刑法
  40. 刑法各論 <第7版> (法律学講座双書)
  41. 警察官のためのわかりやすい刑法
  42. はじめての刑法 ウォーミングアップ総論・各論
  43. 刑法事例演習教材〔第3版〕
  44. 新版 刑法講話
  45. 変革の時代における理論刑法学
  46. コンパクト 刑法各論 (コンパクト法学ライブラリ 11)
  47. ハイブリッド刑法各論〔第3版〕
  48. 応用刑法Ⅰ総論
  49. 図解で早わかり 改訂新版 刑法のしくみ
  50. 10歳から読める・わかる いちばんやさしい刑法
  51. 実務 SAに強くなる!! イラスト解説 刑法
  52. 条解刑法 第4版補訂版
  53. 刑法総論 (有斐閣ストゥディア)
  54. 刑法的思考のすすめ
  55. 刑法入門 (岩波新書)
  56. 刑法総論 第3版 (伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 1)
  57. ロクシン刑法総論〈第1巻 基礎・犯罪論の構造〉【第4版】
  58. まとめ

マンガでわかる刑法入門

本書は、マンガでとともに楽しく学ぶことができる、刑法の教科書です。刑法の大系に沿って、総論(罪刑法定主義、構成要件)、各論(個人的法益に対する罪、社会的法益に対する罪、国家的法益に対する罪)などをしっかり解説していますいちばん最初に読む、刑法の入門書です。
第1部 総論
第1章 刑法の基本原理
第2章 犯罪
第3章 修正された構成要件
第4章 罪数
第2編 各論
第5章 個人的法益に対する罪
第6章 社会的法益に関する罪
第7章 国家的法益に関する罪

なじみのない刑法の概念を、体系的にわかりやすく解説した本です。

「マンガでわかる刑法入門」のレビュー

レビュー
レビュー

法律の難しさを感じさせないよう、マンガや図を多く使ってイメージをし易く解説されています。

刑法基本講義 総論・各論 第3版補訂版

はじめて刑法を学ぶ人や,一通り勉強した人が復習用として使う教材として最適の1冊。総論と各論がこれ1冊で学べる。2022年の刑罰に関する刑法の改正による,拘禁刑の創設に対応。また,第3版刊行(2019年)以降のその他(侮辱罪等)の法改正や新判例を反映した最新版。
総 論
1 「罪と罰」の実像/2 刑法解釈・運用の基本原則/3 構成要件該当行為/4 未遂犯/5 故意犯と事実の錯誤/6 過失犯と危険の分配/7 違法性阻却/8 緊急行為/9 責 任/10 故意犯と違法性の錯誤/11 正犯と共犯/12 共犯の諸問題/13 罪 数
各 論
1 殺人の罪/2 傷害の罪/3 逮捕・監禁の罪,略取・誘拐等の罪/4 住居を侵す罪と名誉・信用・業務に対する罪/5 窃盗の罪/6 盗品等に関する罪,器物損壊等の罪/7 強盗・恐喝の罪/8 詐欺の罪/9 横領・背任の罪/10 放火の罪/11 文書偽造等の罪/12 支払手段に関する偽造の罪/13 性犯罪/14 公務執行妨害の罪/15 犯人蔵匿・証拠隠滅の罪/16 汚職の罪(賄賂罪)

1冊で刑法の全体像を掴める本です。判例や通説を元にしっかり解説されています。

「刑法基本講義 総論・各論 第3版補訂版」のレビュー

レビュー
レビュー

入門書としてとても分かり易いです。

基本刑法1 総論 第3版

大塚 裕史 (著), 十河 太朗 (著), 塩谷 毅 (著), 豊田 兼彦 (著)
絶大な人気を誇る定番の教科書。法改正・新判例を踏まえ、さらに明快にバージョンアップ。「正当防衛」「実行の着手」「共犯」は全面改訂。
1 刑法および犯罪論の基礎
第1講 刑法の基礎理論
第2講 罪刑法定主義
第3講 犯罪論の基本構造
2 構成要件該当性
第4講 構成要件
第5講 因果関係
第6講 不作為犯
第7講 故意(構成要件的故意)
第8講 錯誤(1)--具体的事実の錯誤
第9講 錯誤(2)--抽象的事実の錯誤
第10講 過失犯
3 違法性
第11講 違法性の本質・正当行為・被害者の承諾
第12講 正当防衛(1)--防衛状況を中心に
第13講 正当防衛(2)--防衛行為
第14講 緊急避難
4 責 任
第15講 責任の意義・責任能力
第16講 責任故意と違法性の意識
5 未遂犯
第17講 未遂犯の基礎・実行の着手
第18講 不能犯
第19講 中止犯
6 共 犯
第20講 共犯の基礎理論
第21講 間接正犯
第22講 共同正犯
第23講 教唆犯と幇助犯
第24講 共犯の諸問題(1)--共犯と身分など
第25講 共犯の諸問題(2)--共犯の錯誤など
第26講 共犯の諸問題(3)--承継的共犯など
7 罪数および刑の適用
第27講 罪数論
第28講 刑罰論
第29講 刑法の適用範囲
8 補 論
第30講 事例問題の解き方

判例実務の視点から刑法を学ぶテキストです。刑法の総論について書かれています。

「基本刑法1 総論 第3版」のレビュー

レビュー
レビュー

判例通説を基本に解説されているスタンダードなテキストです。判例を使った事例が多く載っていてとても理解しやすいです。

基本刑法2 各論 第3版

圧倒的な人気を誇る教科書の改訂版。法改正や新判例の反映だけでなく、全講を見直し、さらに明快に、メリハリをつけて解説。
序論 刑法各論の意義と体系
1 個人的法益に対する罪
2 社会的法益に対する罪
3 国家的法益に対する罪

具体的な事例を多く紹介することで、判例実務の考え方をしっかりと理解できるテキストです。

「基本刑法2 各論 第3版」のレビュー

レビュー
レビュー

多くの判例が載っていることで、とても実用的かつ分かり易いテキストです。

刑法 第3版

山口 厚 (著)

 

刑法総論・各論を1冊にまとめた,刑法の第一人者によるテキスト。判例を基礎とした客観的な姿を示すことにより,刑法の解釈と構造の理解が深まる。第3版では最新の裁判例を織り込むと共に,平成25年の自動車運転死傷行為処罰法の制定などの法改正に対応。
第1編 序 論
第1章 刑法:犯罪と刑罰の法/第2章 刑法の基礎/第3章 罪刑法定主義
第2編 総 論
第1章 犯罪論の体系/第2章 構成要件該当性/第3章 違法性/第4章 責 任/第5章 未遂犯/第6章 共 犯/第7章 罪 数/第8章 刑法の適用範囲/第9章 刑罰論
第3編 各 論
第1章 刑法各論の意義と体系
第1部 個人的法益に対する罪
第2章 生命に対する罪/第3章 身体に対する罪/第4章 自由に対する罪/第5章 人格的法益に対する罪/第6章 信用及び業務に対する罪/第7章 財産に対する罪
第2部 社会的法益に対する罪
第8章 公共危険罪/第9章 取引等の安全に対する罪/第10章 風俗に対する罪
第3部 国家的法益に対する罪
第11章 国家の存立に対する罪/第12章 国交に関する罪/第13章 国家の作用に対する罪

刑法の全体像を学ぶことのできるテキストです。

「刑法 第3版」のレビュー

レビュー
レビュー

現在の通説的立場の刑法学の教科書です。オーソドックスで使い易いテキストになっています。

刑法総論講義 第7版

定評ある前田刑法の全面改訂第7版.最新の判例を網羅し,必要最小限度の論点をわかりやすく叙述.判例を通して現代に生きる日本人の犯罪に対する意識を捉え,身近な事例から刑法の基本的な考え方を解説する.学生,実務家のみならず社会人にとっても有用な,さらにコンパクトになった決定版テキスト.
序 章 刑罰と犯罪の基本的考え方
第1章 犯罪論の基本構造
第2章 客観的構成要件
第3章 主観的構成要件
第4章 違法性阻却事由
第5章 責任阻却事由
第6章 共犯
第7章 罪数論
第8章 刑罰の具体的運用
Criminal Law: The General Part (7th Edition)
Masahide MAEDA

最新の判例を抑えつつ、必要最小限度の論点分かり易く書かれた刑法のテキストです。

「刑法総論講義 第7版」のレビュー

レビュー
レビュー

重要な点をしっかり抑えてあるテキストです。

刑法 第4版

木村 光江 (著)
刑法総論・各論を有機的に一体化,一冊で全体像を把握できる信頼のスタンダード・テキストを8年ぶりに全面改訂.最新の立法・判例をカバーして重要論点を網羅するとともに,学習者の目線に立った記述に徹しポイントを明快に示す.
第1編 犯罪総論
1 刑法と刑罰と犯罪
2 罪刑法定主義と犯罪論
3 客観的構成要件
4 主観的構成要件
5 犯罪の成立を阻却する事由
6 共犯
7 罪数論
8 刑罰論
第2編 犯罪各論
1 生命・身体に対する罪
2 自由に対する罪
3 名誉・信用に対する罪
4 財産に対する罪
5 公共の安全に対する罪
6 偽造の罪
7 風俗秩序に対する罪
8 国家法益に対する罪

司法試験予備試験公務員試験などの各種試験に対応している刑法の基本書です。

「刑法 第4版」のレビュー

レビュー
レビュー

無駄な記述がなく、とても実用的なテキストだと思います。

講義刑法学・総論 第2版

行為無価値論の立場からの本格的体系書。近時の学説や判例,立法の動向を織り込むと同時に全体を見直した。各論の議論も巧みに織り込み,「講義刑法学・各論」の参照頁を丁寧に付記。わかりやすい言葉と具体例を駆使した叙述で,深い理解へと読者を導く。
第1編 刑法と刑罰法規
第1章 刑法の存在理由と機能 第2章 刑法の基本原則 第3章 刑法,刑法典,刑罰法規
第2編 犯罪論
第1部 序 説 第4章 犯罪論の基礎理論 第2部 構成要件論 第5章 構成要件 第6章 結果と因果関係 第7章 不作為犯 第8章 故意 第9章 錯誤論 第10章 過失犯 第11章 結果的加重犯 第3部 違法性論 第12章 違法性と違法性阻却 第13章 正当行為 第14章 正当防衛 第15章 緊急避難およびその他の緊急行為 第16章 自己決定権に基づく違法性阻却事由 第17章 過失犯と違法性阻却事由 第18章 違法性阻却事由の錯誤 第4部 責任論 第19章 責任論の基礎 第20章 責任要素 第5部 未遂犯論 第21章 未遂犯と実行の着手 第22章 不能犯 第23章 中止犯 第6部 正犯論・共犯論 第24章 正犯と共犯 第25章 共同正犯 第26章 教唆犯と幇助犯 第27章 共犯(広義)をめぐる諸問題 第7部 罪数論 第28章 犯罪の個数および競合
第3編 刑罰論
第29章 刑罰とその種類 第30章 刑罰の適用および刑罰の執行

刑法の学説や判例に加え哲学・思想などを学べる本です。

講義刑法学・各論〔第2版〕

好評の『講義刑法学・総論』と対をなす体系書の最新版。『総論』の改訂に続き,近時の学説・判例・法改正に目配りし全体を磨き上げた。高水準の内容ながら,わかりやすい言葉と適切な具体例を駆使した解説で深い理解を導く。刑法を本当にわかりたい学習者に勧める。
序 刑法各論とは
第1編 個人的法益に対する罪 第1章 個人的法益に対する罪・総説 第1部 人格的法益に対する罪 第2章 刑法による生命の保護 第3章 刑法による身体の保護 第4章 生命・身体に対する危険犯 第5章 身体的内密領域に対する罪 第6章 自由に対する罪 第7章 個人の私的領域を侵す罪 第8章 社会的活動の主体としての人の保護 第2部 財産に対する罪 第9章 財産犯総論 第10章 窃盗罪と不動産侵奪罪 第11章 強盗罪 第12章 詐欺罪と恐喝罪 第13章 横領罪と背任罪 第14章 盗品等に関する罪 第15章 毀棄・隠匿の罪
第2編 社会的法益に対する罪 第16章 社会的法益に対する罪・総説 第1部 公共の安全に対する罪 第17章 騒乱の罪 第18章 放火の罪およびその周辺の罪 第19章 往来を妨害する罪 第2部 公共の信用に対する罪 第20章 偽造の罪・総説 第21章 通貨偽造の罪 第22章 文書偽造の罪 第23章 有価証券偽造の罪 第24章 支払用カード電磁的記録に関する罪 第25章 印章偽造の罪 第26章 不正指令電磁的記録に関する罪 第3部 風俗に対する罪(風俗犯) 第27章 風俗犯・総説 第28章 わいせつの罪 第29章 賭博罪および富くじ罪 第30章 礼拝所および墳墓に関する罪
第3編 国家的法益に対する罪 第31章 国家的法益に対する罪・総説 第1部 国家の存立に対する罪 第32章 内乱に関する罪 第33章 外患に関する罪 第34章 国交に関する罪 第2部 国家の作用に対する罪 第35章 公務の執行を妨害する罪 第36章 逃走の罪 第37章 犯人蔵匿および証拠隠滅の罪 第38章 偽証の罪 第39章 虚偽告訴の罪 第40章 職権濫用の罪 第41章 賄賂の罪

刑法における個別の刑罰法規などを、具体例を使ってわかりやすく学べる本です。

刑法事例演習

刑法の事例問題を解くときの具体的なメソッドや検討手順などを学べる本です。

ロースクール演習刑法

刑法における実際の事例演習問題などを使って学べる本です。

刑法の時間

さまざまな書きぶりを採用した全く新しい刑法の入門書。議論を重ねて厳選した重要テーマを,総論・各論あわせて全28話に整理して1冊に。コンパクトにまとまっているのでどんな時でもさらっと読める。刑法が面白くなり,実は役に立つ学問であることがわかる!
総論
第1話:罪刑法定主義/第2話:刑法の見取り図/第3話:実行行為と結果/第4話:因果関係/第5話:不作為犯/第6話:故意・錯誤/第7話:過失犯/第8話:正当防衛/第9話:責任能力/第10話:違法性の錯誤/第11話:未遂犯/第12話:正犯と共犯/第13話:教唆・幇助と共犯をめぐる諸問題
各論
第1話:殺人罪・堕胎罪・遺棄罪/第2話:暴行罪・傷害罪/第3話:逮捕・監禁罪/第4話:性犯罪/第5話:わいせつに関する罪/第6話:名誉毀損罪・業務妨害罪/第7話:住居侵入罪/第8話:窃盗罪/第9話:強盗罪/第10話:詐欺罪/第11話:横領罪・背任罪/第12話:放火罪/第13話:偽造罪/第14話:公務執行妨害罪・司法作用に対する罪/第15話:賄賂の罪

刑法について基本からわかりやすく学べる本です。

徹底チェック刑法: 基本をおさえる事例演習

事例問題を解くために必要な力をきちんと身につけられる一冊。基礎知識とともに,間違えないよう注意したい点,具体的な事例での考え方をしっかりと解説。最低限おさえておきたい内容が詰まっている。講義やゼミでの教材にも,自習用にも。
introduction
0 刑法の事例問題への取り組み方
総論
1 因果関係/2 不作為犯/3 故意/4 錯誤/5 過失犯/6 被害者の同意/7 正当防衛/8 過剰防衛・誤想防衛・誤想過剰防衛/9 緊急避難/10 責任能力・原因において自由な行為/11 違法性の意識/12 未遂犯総説・実行の着手/13 不能犯・中止犯/14 正犯と共犯/15 共同正犯?──基本成立要件/16 共同正犯?──承継的共同正犯,共犯関係の解消/17 共犯の諸問題──過失犯の共同正犯,不作為の共犯,共犯と正当防衛,共犯と身分/18 罪数
各論
19 遺棄罪/20 暴行罪・傷害罪/21 胎児性致死傷/22 逮捕監禁罪・略取誘拐罪/23 性的自由に対する罪/24 住居等侵入罪/25 名誉毀損罪/26 窃盗罪/27 強盗罪/28 事後強盗罪/29 強盗致死傷罪/30 強盗の相互関係/31 詐欺罪・恐喝罪/32 横領罪/33 背任罪/34 盗品等関与罪/35 不法な財産と財産犯/36 親族関係の特例/37 毀棄罪・隠匿罪/38 放火罪/39 文書偽造罪/40 風俗に対する罪/41 公務執行妨害罪・業務妨害罪/42 司法に対する罪/43 賄賂罪

事例問題と共に刑法をしっかり学べる本です。

ひとりで学ぶ刑法

3段階に分類された問題群に取り組むことで,未知の事例を考え抜く力を身につける。第1ステップと第2ステップでは抽象的な概念や論点を正確に理解し,それを具体的な事例に引きつけて考える。そして第3ステップで問題が複雑に絡む事例に挑戦する。
Stage 1 Schüler(概念と論点を正確に理解する)─全20問
「正犯」/詐欺罪における「財産的損害」/過失犯の検討方法/予見可能性/故意と錯誤/共犯の因果性/文書偽造罪/財産犯の保護法益/不作為犯/占有/犯罪論体系/罪数/抽象的事実の錯誤と不能犯/継続犯か状態犯か/正当防衛と緊急避難/脅迫 ほか
Stage 2 Sänger(事例問題を解く基礎的な力を身につける)─全11問
実行の着手と結果的加重犯/偽造と詐欺/建造物侵入罪における「侵入」の意義/窃盗の機会の継続性と強盗の機会/暴行後の領得意思/処分意志/二重譲渡・二重抵当/誤想過剰防衛 ほか
Stage 3 Meister(複雑な事例を解く)─全3問

刑法について、ひとりでもしっかりと学べる本です。

情報刑法I サイバーセキュリティ関連犯罪

サイバー犯罪への刑事規制を横断的に解説
ウイルス、ハッキング、盗聴、データ改ざん・暗号化ーー。社会のデジタル化に伴いサイバーセキュリティ侵害の手段・態様も多岐にわたる現代を見据え、刑法典や特別法のなかに散在するさまざまなサイバー犯罪対策のための刑事規制を体系的に整理したうえで、解釈論を詳説。コンピュータに関する基礎知識など技術面に加えて、具体的ケースを用いるなど実務面にも目配りをした〈サイバーセキュリティと刑法〉の決定版。

ウイルス、ハッキング、盗聴、データ改ざん・暗号化など、サイバーセキュリティに関連する刑法について学べる本です。

コンパクト刑法総論 第2版 (コンパクト法学ライブラリ 10)

2022年刑法改正に対応し,初版刊行後の判例を含めた新版.興味深いケースからなる設問を各章の冒頭におき,読者の問題意識を喚起しながら刑法総論の基礎を説き明かすスタイルはそのままに,必要に応じて加筆・修正を行い,一層明確で精緻な解説とした.
I:刑法の基礎 - 刑法の意義・機能/刑法理論史と新旧学派の争い/罪刑法定主義の意義と派生原理/実体的デュー・プロセス(刑罰法規適正の原則)/行為主義/責任主義/II:構成要件論 - 犯罪の意義と種類,構成要件論,犯罪主体,構成要件該当性/真正・不真正不作為犯/因果関係論:総論/因果関係論:各論/III:違法論 - 違法性の意義と本質,可罰的違法性/正当行為:法令行為,正当業務行為,被害者の承諾/正当行為:錯誤にもとづく被害者の承諾,治療行為,安楽死・尊厳死,自救行為,義務の衝突,許された危険/正当防衛論:正当化原理と要件/正当防衛論:過剰防衛,誤想防衛/緊急避難:過剰避難,誤想避難/IV:責任論 - 責任主義,責任の本質,責任能力,原因において自由な行為/故意論:故意の意義と種類(概括的故意・未必の故意)/錯誤論:事実の錯誤(同一構成要件内の錯誤)/錯誤論:事実の錯誤(異なる構成要件間の錯誤)/錯誤論:違法性の錯誤/過失論:過失の意義と種類(旧過失論,新過失論,新・新過失論/過失論:具体的成立要件,実行行為,過失の種類,過失の競合・監督過失/V:未遂犯論 - 予備・未遂・既遂の区別,未遂の基準,実行の着手,予備罪の諸問題/不能犯の意義と要件/中止犯の意義と要件/VI:共犯論 - 共犯の基礎理論:共犯の意義・基本概念・実行従属性,間接正犯/共犯の基礎理論:共犯の従属性,要素従属性,罪名従属性/共同正犯/教唆犯・従犯/共犯の諸問題:身分犯の共犯,共犯の錯誤,共犯と中止犯/共犯の諸問題:不作為と共犯,共犯関係からの離脱/VII:罪数論・刑罰論 - 科刑上一罪・併合罪/刑罰論

刑法各論 第2版

前版以降の刑法改正や平成21年の臓器移植法改正等を織り込み,新判例にも言及した山口刑法・待望の最新版。刑法解釈の重要問題を網羅し,精緻な分析と検討を試みた,他の追随を許さない明解な体系書。著者ならではの刑法各論の解釈論が鮮やかに展開される。
序 説 刑法各論の意義と体系
第1編 個人的法益に対する罪
第1章 生命に対する罪
第2章 身体に対する罪
第3章 自由に対する罪
第4章 人格的法益に対する罪
第5章 信用及び業務に対する罪
第6章 財産に対する罪
第2編 社会的法益に対する罪
第1章 公共危険罪
第2章 取引等の安全に対する罪
第3章 風俗に対する罪
第3編 国家的法益に対する罪
第1章 国家の存立に対する罪
第2章 国交に関する罪
第3章 国家の作用に対する罪

続・刑法の判例(総論)

『刑法の判例〔総論〕』の続編。近時の重要判例を厳選し、比較的詳細な解説・論評を加えた解説書。前著と併せて利用すれば、ほとんどの重要論点に関する判例を網羅できる。法学部生、法科大学院性の教材として最適。

捜査実例中心 刑法総論解説 第3版

◆◆待望の改訂版◆◆
「擬律判断」や「捜査の指針確立」に資する実戦的解説書
初版以来、初学者にも分かりやすく、実戦で使いやすい構成を追求。
捜査実例とアドバイスを多数紹介し、「捜査マニュアル」として、捜査幹部のハイレベルなニーズにも対応。
判例や捜査上の留意点のアップデート
最高裁平成30年12月11日判決を題材にした、特殊詐欺事件の取調べにおける留意点や共謀の認定に向けた効果的な証拠収集方策など、近時の判例動向や捜査手法の進展を踏まえ、アドバイスを随所に補充!
実務上必要な論点に絞り込み、スリム化
純粋な学説紹介は割愛し、現役捜査官等実務家の意見を踏まえ、実務で真に必要とされる知識を多数追加。さらに効率の良い学習と応用が可能に!

刑法総論 第5版

刑法の行為規範と制裁規範という視点から犯罪論・刑罰論を構築する。最近の判例・学説を多数フォローし、私見を展開する。法科大学院・法学部生必読の本格的体系書。
《目 次》
第5版はしがき
凡例
第1編 序論
第1章 刑法学序説 3
第1節 刑法の規範構造 3
1 個人と共同体 3
2 社会規範と法規範 4
3 ハートによる「法と道徳」の分析 5
4 法規・法命題・法規範 8
5 法規範の構造─行為規範と制裁規範の結合─ 9
6 刑法学における「行為規範と制裁規範の結合」 13
7 行為規範と法益保護(行為規範の正当化根拠) 16
8 制裁規範と刑罰目的(制裁規範の正当化根拠) 18
第2節 刑法学の対象 20
1 刑法学と周辺諸科学 20
2 犯罪現象とは何か 21
3 刑法の種類 22
第3節 刑法解釈論 23
1 法の解釈 23
2 刑法の解釈 24
3 規範と事実の架橋としての刑法解釈 25
第4節 刑法の機能 26
1 法益保護機能と自由保障機能との調整 26
2 侵害原理、パターナリズム、リーガル・モラリズム 27
3 刑法と民法との機能的異同 28
第5節 刑法の沿革 30
1 総説 30
2 明治維新以後の刑法の沿革 31
(1)仮刑律 31
(2)新律綱領 31
(3)改定律例 31
(4)旧刑法 31
(5)現行刑法 32
3 刑法の一部改正 32
4 刑法の全面改正作業 33
5 刑事立法の活性化 34
第2章 刑罰法規 36
第1節 罪刑法定主義 36
1 意義 36
2 理論的根拠 37
3 内容 38
(1)罪刑の法定性(法律主義) 38
(2)事後法の禁止(遡及処罰の禁止) 40
(3)類推適用の禁止 41
(4)罪刑の明確性 45
(5)実体的デュー・プロセス 46
第2節 刑法の効力 48
1 刑法の時に関する効力(時間的適用範囲) 48
2 刑法の場所に関する効力(場所的適用範囲) 50
(1)国内犯 50
(2)国外犯 52
(3)外国判決の効力 53
3 刑法の人に関する効力(人的適用範囲) 54
第3章 刑法の理論 55
1 総説 55
2 アンシャン・レジームの刑法思想 55
3 啓蒙主義の刑法思想 56
4 古典学派(旧派)の刑法理論 56
5 近代学派(新派)の刑法理論 57
6 学派の争い 58
7 学派の争いの現代的意義 60
(1)刑法における人間 60
(2)抽象的人間から具体的人間へ? 61
(3)ナチスの刑法理論 62
(4)戦後ドイツの刑法理論 62
8 わが国における刑法理論 63
第2編 犯罪の理論
第1章 犯罪論序説 67
第1節 犯罪論体系 67
1 犯罪の概念 67
2 犯罪論体系の意義と機能 68
3 犯罪の概念要素の体系的整序 69
4 犯罪論の全体像 70
第2節 犯罪論の基礎理論 72
1 同時存在原則とその例外 72
2 事前判断と事後判断との対応原則 73
3 分析的評価と全体的評価 75
4 「一連の行為」論 76
第2章 行為 80
第1節 意義 80
第2節 行為論の諸説 81
1 因果的行為論 81
2 目的的行為論 82
3 人格的行為論 83
4 社会的行為論 84
5 本書の立場 85
(1)行為とは何か 85
(2)行為意思と責任非難 88
第3節 「社会内存在」的行為論から見た行為概念 90
1 行為意思の体系的地位 90
2 作為と不作為 91
3 故意行為と過失行為 92
4 行為性の判断順序(行為の選択方法) 93
第4節 行為概念の内容 93
1 意思支配可能性─行為能力と責任能力─ 93
2 意思支配可能性と身体運動との同時存在 94
3 外部性 95
第3章 構成要件 96
第1節 構成要件の概念 96
第2節 構成要件の理論 97
1 行為類型説 98
2 違法類型説 98
(1)違法推定説 98
(2)消極的構成要件要素の理論 99
(3)違法性解消説 99
3 違法・責任類型説 100
(1)故意=責任要素説 100
(2)故意=違法・責任要素説 100
第3節 構成要件の機能 101
第4節 構成要件の構造 102
1 行為主体 102
2 行為客体 103
3 行為状況 103
4 行為条件 104
5 主観的構成要件要素 104
第5節 法人の刑事責任 107
1 法人の犯罪能力 107
2 法人処罰の根拠 108
3 両罰規定の意義・処罰根拠 109
(1)法人処罰規定の種類 109
(2)両罰規定における事業主処罰の根拠 109
(3)両罰規定の規範的構造─行為者処罰の根拠規定─ 110
(4)両罰規定への刑法総則の適用 111
(5)両罰規定における代理人の意義 111
第4章 実行行為 113
第1節 意義 113
第2節 実行行為と危険概念 114
第3節 行為規範違反としての 「実行行為」 と制裁規範発動条件としての 「具体的危険」 115
第4節 実行行為概念の展開過程 116
第5節 実行行為概念の崩壊過程 117
第5章 構成要件的結果 120
第1節 犯罪の性質(罪質) 120
第2節 刑法における結果の概念 121
第3節 犯罪論における結果の地位 122
第4節 犯罪の結果と犯罪の終了 123
1 即成犯・状態犯・継続犯 123
2 区別の実益 124
第6章 因果関係 126
第1節 意義 126
第2節 条件関係 127
1 意義 127
2 条件関係をめぐる諸問題 129
(1)条件関係の断絶 129
(2)仮定的因果経過 130
(3)択一的競合 132
(4)条件関係の疫学的証明 133
第3節 相当因果関係説 134
1 意義 134
2 相当性の意義 135
(1)相当性の程度 135
(2)相当性判断の構造 135
(3)判断基底と介在事情 137
第4節 相当因果関係説から客観的帰属論へ 139
1 相当因果関係説の問題点(相当因果関係説の危機) 139
2 客観的帰属論 141
(1)客観的帰属論の理論的基礎 141
(2)客観的帰属論の構造 142
第5節 判例における因果関係 145
1 判例による因果関係の判断基準 145
2 因果関係事例の類型 147
(1)行為時の特殊な事情(被害者の素因) 147
(2)行為後の被害者の行為の介在 148
(3)行為後の第三者の行為の介在 152
(4)行為後の行為者の行為の介在 155
(5)行為後の行為者・第三者・被害者の行為の介在 159
第7章 不作為犯 163
第1節 作為犯・不作為犯の概念 163
第2節 不作為の因果関係 164
第3節 不作為犯の成立要件 167
1 不真正不作為犯における作為義務 167
(1)作為義務の発生根拠 167
(2)作為義務の体系的地位 176
(3)作為可能性  177
2 不真正不作為犯における実行行為性判断 177
3 ひき逃げと不作為犯 179
第8章 故意 181
第1節 意義 181
第2節 構成要件的故意 183
第3節 「構成要件に該当する事実」の認識 185
1 構成要件該当事実 185
2 認識と実現意思 188
3 判例の立場 191
4 結果の認識と実行行為の認識(早すぎた構成要件の実現) 195
第4節 故意の種類 198
1 確定的故意と不確定的故意 198
(1)択一的故意 198
(2)概括的故意 198
(3)未必の故意(未必的故意) 199
(4)条件付故意 199
2 事前の故意と事後の故意 199
(1)事前の故意 200
(2)事後の故意 202
第9章 事実の錯誤 204
第1節 意義 204
第2節 構成要件的錯誤 205
1 意義 205
2 分類 205
(1)構成要件の範囲による分類 205
(2)構成要件要素による分類 206
第3節 具体的事実の錯誤 207
1 学説 207
(1)具体的符合説 207
(2)法定的符合説 208
2 検討 209
3 判例の立場 212
第4節 抽象的事実の錯誤 213
1 意 義 213
2 抽象的符合か法定的符合か 214
3 法定的符合説(構成要件的符合説) 215
(1) ハードな構成要件的符合説 216
(2) ソフトな構成要件的符合説 216
4 判例の立場 217
5 その他の学説 219
(1)罪質符合説 219
(2)不法・責任符合説 220
6 38条2項の解釈と機能 220
(1)法定刑が異なる場合 220
(2)法定刑が同一の場合 222
(3)38条2項の機能 222
第10章 過失 224
第1節 意義 224
第2節 過失犯の行為規範 225
第3節 過失犯の構造─旧過失論・新過失論・新新過失論─ 228
1 旧過失論 228
2 新過失論 229
3 新新過失論(危惧感説) 230
4 修正旧過失論 231
第4節 注意義務違反 232
1 予見可能性の対象 232
2 結果回避可能性 237
3 注意義務の根拠 240
4 過失の種類 243
(1)認識なき過失と認識ある過失 243
(2)業務上過失 243
(3)重過失 244
第5節 信頼の原則 245
第6節 過失の標準 248
第7節 過失犯の実行行為 251
1 段階的過失 251
2 過失犯における作為・不作為 253
第8節 監督過失 253
第9節 過失の競合 258
第10節 結果的加重犯 260
第11章 違法阻却事由 262
第1節 意義 262
第2節 行為無価値論と結果無価値論 263
第3節 可罰的違法性の理論 266
1 総説 266
2 違法性の量と質 267
(1)違法性の量 267
(2)違法性の質(違法の相対性) 270
第4節 正当化事由(違法阻却事由) 271
1 正当化の構造 271
2 正当化の一般原理 272
(1)法益衡量説 273
(2)優越的利益説 274
(3)目的説 274
(4)社会的相当性説 275
(5)本書の立場 275
3 正当化事由の種類 277
第5節 正当行為 278
1 総説 278
2 法令行為 278
3 労働争議行為 280
4 正当業務行為 282
第6節 正当防衛 285
1 意義 285
2 違法阻却根拠 286
3 要件 288
(1)急迫性 288
(2)不正の侵害 295
(3)自己または他人の権利 297
(4)防衛の意思 298
(5)防衛行為の必要性・相当性 303
4 防衛行為と第三者 308
5 自招侵害(自ら招いた正当防衛状況) 311
6 けんかと正当防衛 314
7 過剰防衛 316
(1)過剰防衛の意義 316
(2)過剰防衛の類型 317
8 誤想防衛・誤想過剰防衛 321
(1)誤想防衛 321
(2)誤想過剰防衛 323
9 盗犯等防止法における正当防衛の特例 325
第7節 緊急避難 326
1 意義 326
2 本質(法的性格) 327
3 要件 330
(1)現在の危難 331
(2)保全法益 331
(3)避難行為 332
(4)補充性の原則 333
(5)法益均衡の原則 334
(6)相当性の原則 335
4 過剰避難と誤想避難 335
5 強要緊急避難 337
6 自招危難 338
7 業務上特別義務者 339
第8節 超法規的正当化事由 340
1 総説 340
2 被害者の同意 340
(1)意 義 340
(2)被害者の同意の犯罪論上の地位 341
(3)被害者の同意の違法阻却根拠 342
(4)同意の要件 344
(5)推定的同意 351
(6)危険の引受け 352
(7)治療行為 354
(8)安楽死・尊厳死 355
3 自救行為 358
4 義務の衝突 360
第12章 責任論概説 362
第1節 意義 362
第2節 責任とは何か 363
1 責任の本質 363
2 責任の基礎 366
3 責任の内容 367
4 規範論と責任概念 368
第13章 責任阻却事由Ⅰ─責任能力の欠缺(および減少)─ 374
第1節 総説 374
第2節 責任無能力と限定責任能力 375
1 心神喪失・心神耗弱の意義 375
2 精神障害と責任能力 376
3 心神喪失・心神耗弱の判断方法 378
4 刑事未成年者 381
第3節 原因において自由な行為 382
1 問題点 382
2 学説の状況 383
(1)構成要件モデル(間接正犯類似説) 383
(2)責任モデル(「同時存在の原則」実質化説) 384
3 判例の状況 386
(1)原因行為時の故意と結果行為時の故意とが連続している場合 386
(2)原因行為時に故意はあるが、結果行為時の故意と連続していない場合 387
(3)原因行為時に過失があり、結果行為時に故意がある場合 388
(4)結果行為時に心神耗弱状態にある場合 388
4 実行行為途中からの責任無能力・限定責任能力 388
第14章 責任阻却事由Ⅱ─その他の責任要素の不存在─ 392
第1節 総説 392
第2節 責任故意・責任過失の不存在 392
1 責任故意の要件 392
2 責任過失の要件 393
第3節 違法性の意識の可能性の不存在 393
1 事実認識と違法性の意識 393
2 違法性の意識における「違法性」の意味内容 394
3 違法性の意識とその錯誤に関する学説の動向 396
(1)違法性の意識不要説 396
(2)実質的故意論 398
(3)厳格故意説 398
(4)制限故意説 399
(5)責任説 400
(6)違法性の意識の「可能性」とその基準 400
4 事実の錯誤と違法性の錯誤の区別 402
(1)規範的構成要件要素の錯誤 403
(2)行政犯における事実認識 404
第4節 期待可能性の不存在 406
第15章 可罰性阻却・減少事由 409
(1)法定の可罰性阻却・減少事由 409
(2)裁判所の裁量による可罰性阻却・減少事由 410
第16章 未遂犯 411
第1節 総説 411
第2節 未遂犯の処罰根拠 412
第3節 実行の着手 414
1 実行行為概念 414
2 実行の着手時期 415
(1)学説の状況 415
(2)判例の状況 417
3 間接正犯・離隔犯における実行の着手時期 425
4 不作為犯における実行の着手時期 427
5 構成要件的結果の不発生 428
第4節 不能犯 429
1 意義 429
2 未遂犯と不能犯の区別 429
(1)主観説 430
(2)抽象的危険説 430
(3)具体的危険説 430
(4)客観的危険説 431
3 不能犯事例の態様と判例の立場 433
第5節 中止犯 439
1 意義 439
2 法的性格 440
(1)政策説 440
(2)法律説 440
(3)検討 441
3 中止行為 443
4 中止行為と結果不発生との因果関係 447
5 任意性(自己の意思によること) 448
6 予備罪と中止 451
第17章 共犯 452
第1節 総説 452
1 共犯の意義と種類 452
(1)共働問題の法的規制 452
(2)共犯体系における共犯 452
2 必要的共犯 453
3 正犯と共犯の区別 455
第2節 間接正犯 456
1 間接正犯の正犯性 456
2 間接正犯の成立する範囲 459
(1)行為性・意思能力を欠く者の利用 459
(2)故意のない者の行為の利用 459
(3)適法行為者の行為の利用 463
(4)責任無能力者の行為の利用 463
(5)故意ある道具の利用 466
3 自手犯 468
第3節 共犯の基礎理論 469
1 犯罪共同説・行為共同説 469
(1)論争の内容 469
(2)論争の意義 470
2 共犯独立性説・共犯従属性説 472
(1)論争の内容 472
(2)論争の意義 475
3 共犯の処罰根拠論 476
(1)共同正犯の処罰根拠 476
(2)狭義の共犯の処罰根拠 478
第4節 共同正犯 481
1 意義 481
2 共謀共同正犯 483
(1)意義 483
(2)判例による共謀共同正犯論の展開 484
(3)判例による共謀共同正犯の成立要件 488
(4)判例における共謀共同正犯の否定事例 497
3 片面的共同正犯 499
4 承継的共同正犯 501
5 過失犯の共同正犯 510
6 結果的加重犯の共同正犯 515
7 共同正犯と違法判断 517
8 予備罪の共同正犯 520
第5節 教唆犯 522
1 意義 522
2 要件 522
(1)人を教唆すること 522
(2)被教唆者が犯罪を実行したこと 524
3 処分 525
4 間接教唆・再間接教唆 525
5 独立教唆犯 525
第6節 従犯(幇助犯) 526
1 意義 526
2 要件 526
(1)正犯を幇助すること 526
(2)正犯者が犯罪を実行したこと 527
(3)中立的行為による幇助(日常的行為と幇助) 530
3 処分 533
4 従犯の教唆 533
5 間接従犯・再間接従犯 533
第7節 共犯の諸問題 534
1 共犯と身分 534
(1)65条1項と2項との関係 534
(2)身分の意義 537
(3)真正(構成的)身分犯と共犯 540
(4)不真正(加減的)身分犯と共犯 540
(5)消極的身分と共犯 542
2 共犯の錯誤 543
3 共犯からの離脱 545
(1)共犯の中止 545
(2)共犯関係からの離脱 546
4 不作為と共犯 551
第18章 罪数 555
第1節 犯罪の個数 555
1 罪数論の意義 555
2 罪数決定の基準 555
3 構成要件の相互関係による一罪性 557
(1)法条競合 557
(2)包括一罪 558
第2節 科刑上一罪 564
1 観念的競合 564
2 牽連犯 566
3 罪数判断の個別問題 567
(1)不作為犯の罪数 567
(2)共犯の罪数 567
(3)かすがい現象 568
第3節 併合罪 570
1 要件 570
2 効果 570
(1)加重主義 571
(2)吸収主義 572
(3)併科主義 572
第3編 刑罰の理論
第1章 刑罰の概念 575
第1節 刑罰とは何か 575
第2節 刑罰と修復 576
第3節 刑罰の種類と内容 578
1 死刑 578
(1)概観 578
(2)死刑存廃論 580
2 拘禁刑 585
3 罰金・科料 586
4 没収・追徴 587
第2章 刑の適用 590
第1節 法定刑とその加減 590
1 法定刑とその軽重 590
(1)刑の適用の段階(法定刑・処断刑・宣告刑) 590
(2)法定刑の軽重 590
2 法定刑の加重・減軽 591
3 累犯加重 591
4 自首・首服・自白 592
(1)自首 592
(2)首服 593
(3)自白 593
5 酌量減軽 593
6 加重減軽の方法 593
(1)法律上の減軽方法 593
(2)数個の刑名がある場合 594
(3)端数の切捨て 594
(4)酌量減軽の方法 594
(5)加減の順序 594
第2節 刑の量定・言渡し・免除 595
1 刑の量定の基準 595
(1)刑の量定 595
(2)量刑基準 596
2 刑の言渡し・免除 599
(1)宣告刑 599
(2)刑の言渡し 599
(3)刑の免除 599
第3章 刑の執行・執行猶予 601
1 死刑の執行 601
2 自由刑の執行 602
3 未決勾留の算入 602
4 罰金刑の執行 602
5 刑の全部の執行猶予 603
(1)意義 603
(2)全部執行猶予言渡しの要件 603
(3)全部執行猶予の取消し 604
(4)全部執行猶予の効力 605
6 刑の一部の執行猶予 606
(1)意義 606
(2)一部執行猶予言渡しの要件 607
(3)一部執行猶予の期間 607
(4)一部執行猶予の取消し 608
(5)一部執行猶予の効力 608
7 仮釈放 609
(1)意義 609
(2)仮釈放 609
第4章 刑の消滅 611
1 犯人の死亡 611
2 時効 611
3 恩赦 613
4 刑の消滅(法律上の復権) 613
第5章 保安処分 615
1 意義 615
2 心神喪失者等医療観察 616
事項索引 619
判例索引 629

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すべての項目を4頁あるいは6頁で解説し,前から順番に読めば刑法の全体像が掴めるように学習体系を創り変えた「令和のテキスト」。
○第一歩を踏み出す前に
[1巡目 さくさく]
○単独犯の成立要件 I 犯罪の基本構造/II 因果関係・その1/III 因果関係・その2/IV 故意・その1/V 故意・その2/VI 未遂・その1/VII 未遂・その2
○共同正犯の成立要件 VIII 共同正犯の基本構造/IX 共同正犯の因果性
○犯罪成立の例外的な否定 X 違法性阻却の基本/XI 正当防衛の基本/XII 責任阻却の基本
○特殊な犯罪行為類型 XIII 不作為犯/XIV 過失犯/XV 狭義の共犯
[2巡目 ざくざく]
○単一の項目を深める I 因果関係の内容/II 不作為犯における作為義務/III 被害者の同意/IV 正当防衛の前提状況/V 続・正当防衛の前提状況/VI 正当防衛行為/VII 故 意/VIII 過 失
○複数の項目を組み合わせる IX 早すぎた/遅すぎた構成要件実現/X 誤想防衛・誤想過剰防衛/XI 共犯と違法性阻却事由/XII 過失犯の共同正犯
○例外的な処罰を追求する XIII 因果性要件の緩和/XIV 危険要件の緩和/XV 主観的要件の緩和
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第2章 生命・身体に対する罪
第3章 自由に対する罪1-性犯罪
第4章 自由に対する罪2-その他
第5章 秘密・名誉に対する罪
第6章 信用・業務に対する罪
第7章 財産犯総論・窃盗
第8章 強盗
第9章 詐欺・恐喝
第10章 横領・背任
第11章 盗品関与・毀棄
第12章 公共危険犯
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第14章 風俗犯
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1 罪刑法定主義
法律主義/事後法の禁止/類推解釈の禁止/明確性の原則/刑罰法規の適正
2 構成要件該当性
主体(法人処罰・両罰規定)/行為/実行行為/結果/因果関係/不作為犯
3 違法性
実質的違法阻却/正当防衛/緊急避難
4 責 任
責任主義/故意/錯誤/違法性の意識/過失/責任能力/原因において自由な行為/期待可能性
5 未遂犯
実行の着手/不能犯/中止犯
6 共 犯
教唆犯・幇助犯/共同正犯/共犯の従属性/共犯成立の限界
7 罪 数
包括一罪/科刑上一罪/併合罪
8 刑法の適用範囲
刑法の場所的適用範囲/刑法の時間的適用範囲

刑法各論の悩みどころ (法学教室LIBRARY)

好評の姉妹書『刑法総論の悩みどころ』に続き,「法学教室」の連載を単行本化。刑法各論において理解が難しいポイント(=悩みどころ)を取り上げ,議論を整理し,理解に一定の道筋を示す。単行本化にあたり業務妨害罪と文書偽造罪に関する新章を書き下ろした。
第1章 遺棄罪をめぐる問題について
第2章 暴行罪・傷害罪について
第3章 同時傷害の特例について
第4章 住居侵入罪をめぐる問題
第5章 業務妨害罪について
第6章 窃盗罪の保護法益について
第7章 窃盗罪における占有の意義について
第8章 窃盗罪における不法領得の意思について
第9章 強盗罪の構造について
第10章 事後強盗罪について
第11章 強盗致死傷罪について
第12章 詐欺罪における「人を欺」く行為について
第13章 詐欺罪の実質的限界について
第14章 詐欺罪における交付行為について
第15章 横領罪における「自己の占有する他人の物」について
第16章 横領行為の意義について
第17章 銀行預金に関連する財産犯について
第18章 背任罪の成立要件について?
第19章 背任罪の成立要件について?
第20章 盗品等関与罪について
第21章 放火罪をめぐる問題について
第22章 文書偽造罪における「偽造」の意義について
第23章 賄賂罪における職務関連性について

司法試験・予備試験「合格ノート」刑法【各論】(2版)

本書は、旧司法試験における『成川式・択一六法・刑法編』を大幅に修正し、さらにサンプル問題・プレテストの出題、司法試験、予備試験の過去問題について徹底的に分析して、作成されたものです。過去聞を分析せずに、司法試験の合格はありえません。本書を効率よく活用すれば、司法試験・予備試験の合格は間違いないと断言いたします。

C-Book 刑法I〈総論〉 改訂新版 (司法試験&予備試験対策シリーズ 8)

独習用テキストの決定版「C-Book」!
難解な刑法総論を初学者にもわかりやすく、
装い新たに“改訂新版”として発刊!
本書は司法試験・予備試験その他各種資格試験に合格するために必要・十分な知識や理解を得るための独習テキストです。
かつてのC-Book『刑法I<総論>【行為無価値版】』『刑法II<総論>【結果無価値版】』を一冊に集約し、新たに判例・通説の立場を軸に全面的に改訂したものとなっています。
◆刑法〈総論〉を初学者にもわかりやすく解説。
「問題の所在」「考え方のすじ道」「アドヴァンス」の3つの構成で理解を促進!
◆「短答式試験の過去問を解いてみよう」のコーナーを設け、その章や節で学んだ知識や理解の確認ができます。
◆巻末付録に「論点一覧表」を掲載。試験直前期の整理が可能です。
※本書は発刊日時点で施行済の法改正に基づき作成しております。

刑法各論判例インデックス〔第2版〕

刑法各論分野における重要判例の内容・位置づけ・射程等をコンパクトに解説
刑法各論分野の理解に判例の学習は欠かせない。見開き2頁で重要判例の事実関係・法的争点を整理し、ビジュアル化した好評書の第2版。入門から知識の整理・深化まで、多くの学習者のニーズに応える。解説を全面的に見直し、新規判例をくわえ、収録判例を全184件と拡充する。

刑法 (新伊藤塾試験対策問題集-論文 7)

司法試験はもちろん法科大学院入試や学部学期末試験など、
いずれの試験においても合格に要求される能力に変わりはありません。
問題点を把握し、条文を出発点として、趣旨から規範を導き、
具体的事実に基づいてあてはめをし問題の解決を図ることです。
つまり、合格点をとるためには、答案を書くトレーニングを重ね、
法的三段論法のテクニックを修得する必要があります。
答案作成ビギナーでも、自然に、法的三段論法のテクニックが身につく最強の問題集です。
【本書の特長】
1 すべての論文試験に対応の記述式対策問題集
2 答案例中、最初に書けるようにしたい部分を明示
3 答案作成初心者に嬉しい「解法のヒント」と「関係図」
4 法的三段論法を意識した答案例
5 答案例のサイドにある「問題提起」、「規範」、「あてはめ」、「結論」により答案の流れが明確
6 書くべき部分が目に飛び込んでくる2色刷
7 司法試験・予備試験、法科大学院入試、公務員試験、学年末試験など記述式対策を必要とするすべての試験に最適

刑法総論の悩みどころ (法学教室LIBRARY)

法学教室の好評連載の単行本化。刑法総論の理解が困難なポイント(=悩みどころ)について,理論状況等を整理して一定の道筋を示す。抽象的概念を,学説状況や判例の展開,ポイントとなる考え方などを詳細に紹介・解説し,具体的にイメージして理解できる。
第1章 危険の現実化としての因果関係
第2章 実行行為の意義について
第3章 不作為犯の成立要件について
第4章 正当防衛状況の判断について
第5章 過剰防衛の成否について
第6章 誤想過剰防衛をめぐる問題
第7章 事実の錯誤について
第8章 遅すぎた構成要件実現・早すぎた構成要件実現
第9章 過失犯の構造について
第10章 過失犯における結果回避義務の判断について
第11章 「原因において自由な行為」について
第12章 実行の着手について
第13章 共同正犯の構造?──共犯としての共同正犯
第14章 共同正犯の構造?──正犯としての共同正犯
第15章 共犯関係の解消について
第16章 承継的共犯について
第17章 共同正犯と正当防衛・過剰防衛
第18章 不作為と共犯をめぐる問題
第19章 包括一罪の意義について

たのしい刑法I 総論 第3版

初めて刑法を学ぶ人たちに最もわかりやすいテキスト、最新版!
刑法の入門書としてどこまでやさしいテキストにできるかに挑戦。
キー・ポイント・チャートあり、イラストあり、コーヒーブレイクありでヴィジュアル的にも楽しめます。
さらには、ケース・スタディで模範解答の書き方まで学べます。
通説・判例をベースにした解説で、法学部・法科大学院に入って初めて刑法をならう人に、刑法の全体像と基礎知識を、提供します。
とっつきにくいとされる刑法を楽しく学べる工夫にあふれた、好評のテキスト。
2022年6月の懲役と禁錮を拘禁刑に一元化する法改正や重要判例の動きをふまえた、待望の最新版!
第1章 刑法学への招待
序.刑法の学び方
1.刑法とは何か
2.犯罪と刑罰についての基礎的な考え方
3.刑法における重要な原則
4.日本の刑法はどこまで及ぶか
第2章 構成要件該当性
1.構成要件
2.構成要件該当性
3.不作為犯論
4.因果関係
第3章 違法性
1.違法性の基礎
2.違法性が否定される場合ー違法性阻却事由
第4章 責任
1.責任とは何か
2.責任要素
3.責任が否定される場合ー責任阻却事由
第5章 未遂犯
1.未遂犯とは何か
2.実行の着手
3.不能犯
4.中止犯
第6章 共犯
1.共犯とは何か
2.共同正犯
3.教唆犯
4.幇助犯
5.共犯のいろいろな問題
第7章 罪数論
1.罪数論の意義・重要性
2.一罪か数罪かの具体的区別基準
3.罪数の種類および概念区分
4.本来的一罪
5.数罪
6.共犯と罪数
*各章内にケース・スタディ
【事項索引・判例索引】

英語で学ぶ刑法総論

刑法総論を英語で解説したテキストが発刊!
国際化が進み、様々な場面で、日本に関する情報を海外へ発信する機会が増えている。
刑事司法の領域でも同様であるが、これまで日本の刑法について英語で解説された書籍はなかった。
本書は、昭和大学・城祐一郎教授が外国の大学で行った刑法総論の講義をベースにしたものである。
条文、判例だけでなく、理論的な部分も含めて、英語でコンパクトに解説されている。
対訳ではないが、日本語による解説も加えられている。
刑法に関わる情報発信を、英語で行いたいと考えている実務家、学生、研究者にとって手放せない書となるだろう。

入門経済刑法

◆法学を学ぶ学生からビジネスマンまで広く想定した、事例やコラムで具体的に学べる経済刑法の入門書◆
各章冒頭に「事例」を掲げて,基本事項を確認しながら事例の解決案を考える、実践思考型入門テキスト。消費者トラブルや刑事事件など、知らぬ間に犯罪に加担?毎日の日常生活でも、意外に身近なところに経済刑法の問題が潜んでいる。急増する若者被害の「予防策」として、法規制や罰則など、刑法の基本から応用までを事例で学ぶ、経済刑法の入門書。
◇本文の【リンク集】に即アクセスできるQRコード付。

刑法総論(第3版) (法セミLAWCLASSシリーズ)

刑法総論の基本的な考え方を丁寧に学べる体系書。立法や判例の新たな動きを盛り込み、好評の事例集を収録して利便性を一層高めた。

刑法判例百選II 各論〔第8版〕

刑法の主要判例の意義・位置づけを明らかにする刑法判例教材の決定版。1巻は10件,2巻は12件の新規判例を取り扱う。前版から装幀も一新し,さらに読みやすくした。
1 個人的法益に対する罪
1 生命・身体に対する罪(9件) 保護責任者遺棄罪における「不保護」の意義ほか
2 人格的法益に対する罪(16件) 強制わいせつ罪における性的意図ほか
3 財産に対する罪(55件) 2項強盗における財産上の利益ほか
2 社会的法益に対する罪
1 公共危険罪(7件) 放火罪の既遂時期ほか
2 偽造罪(12件) フォト・コピーの文書性ほか
3 風俗に対する罪(3件) わいせつ電磁的記録送信頒布罪の成否ほか
3 国家的法益に対する罪
1 汚職罪(8件) 賄賂罪の客体ほか
2 公務の執行に対する罪(6件) 公務員職権濫用罪の成否ほか
3 司法作用に対する罪(8件) 参考人の虚偽供述と犯人隠避罪の成否ほか
計 124件

司法試験・予備試験「合格ノート」刑法【総論】(2版)

本書は、旧司法試験における『成川式・択一六法・刑法編』を大幅に修正し、さらにサンプル問題・プレテストの出題、司法試験、予備試験の過去問題について徹底的に分析して、作成されたものです。過去聞を分析せずに、司法試験の合格はありえません。本書を効率よく活用すれば、司法試験・予備試験の合格は間違いないと断言いたします。

刑法判例百選I 総論〔第8版〕

刑法の主要判例の意義・位置づけを明らかにする刑法判例教材の決定版。1巻は10件,2巻は12件の新規判例を取り扱う。前版から装幀も一新し,さらに読みやすくした。
1 罪刑法定主義(2件) 刑罰法規の解釈 ほか
2 両罰規定(1件) 両罰規定と法人の過失
3 不作為犯(3件) 不作為の因果関係 ほか
4 因果関係(9件) 結果の回避可能性と過失 ほか
5 実質的違法性(7件) 実質的違法性 ほか
6 正当防衛(7件) 侵害の急迫性 ほか
7 緊急避難(4件) 強要された緊急避難 ほか
8 責任能力(6件) 責任能力の基準 ほか
9 故 意(10件) 故意の内容 ほか
10 過 失(11件) 注意義務の存否・内容 ほか
? 未 遂(12件) 詐欺罪における実行の着手 ほか
? 共 犯(27件) 承継的共同正犯 ほか
罪 数(8件) 包括一罪か併合罪か ほか
計 107件

捜査実例中心 刑法各論解説

新・コンメンタール刑法

最新の法改正に対応し、新判例や重要学説を組み込みんだ改訂版。簡潔・明瞭な解説で、判例・学説の「基本」がよくわかる。
◆第1編 総則
刑法の意義および基本原理……松宮孝明
第1章 通則……辰井聡子
第2章 刑……城下裕二
第3章 期間計算……太田達也
第4章 刑の執行猶予……太田達也
第5章 仮釈放……太田達也
第6章 刑の時効及び刑の消滅……松宮孝明
第7章 犯罪の不成立及び刑の減免
……松宮孝明・小田直樹・橋田 久・井上宜 裕・玄守道・
北川佳世子・安田拓人
第8章 未遂罪……塩見 淳
第9章 併合罪……只木 誠
第10章 累犯……中村悠人
第11章 共犯……豊田兼彦・十河太朗
第12章 酌量減軽……本庄 武
第13章 加重減軽の方法……本庄 武
◆第2編 罪
第2章 内乱に関する罪……本田 稔
第3章 外患に関する罪……本田 稔
第4章 国交に関する罪……本田 稔
第5章 公務の執行を妨害する罪……小田直樹
第6章 逃走の罪……三島 聡
第7章 犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪……三島 聡
第8章 騒乱の罪……増井 敦
第9章 放火及び失火の罪……橋本正博
第10章 出水及び水利に関する罪……橋本正博
第11章 往来を妨害する罪……奥村正雄
第12章 住居を侵す罪……安達光治
第13章 秘密を侵す罪……佐久間修
第14章 あへん煙に関する罪……松原芳博
第15章 飲料水に関する罪……松原芳博
第16章 通貨偽造の罪……松宮孝明
第17章 文書偽造の罪……成瀬幸典
第18章 有価証券偽造の罪……松宮孝明
第18章の2 支払用カード電磁的記録に関する罪……松宮孝明
第19章 印章偽造の罪……成瀬幸典
第19章の2 不正指令電磁的記録に関する罪……松宮孝明
第20章 偽証の罪……三島 聡
第21章 虚偽告訴の罪……三島 聡
第22章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪……安達光治
第23章 賭博及び富くじに関する罪……照沼亮介
第24章 礼拝所及び墳墓に関する罪……松宮孝明
第25章 汚職の罪……葛原力三
第26章 殺人の罪……野澤 充
第27章 傷害の罪……塩谷 毅
第28章 過失傷害の罪……北川佳世子
第29章 堕胎の罪……岡上雅美
第30章 遺棄の罪……門田成人
第31章 逮捕及び監禁の罪……橋田 久
第32章 脅迫の罪……橋田 久
第33章 略取、誘拐及び人身売買の罪……林 陽一
第34章 名誉に対する罪……金澤真理
第35章 信用及び業務に対する罪……木村光江
第36章 窃盗及び強盗の罪……内田幸隆・松宮孝明
第37章 詐欺及び恐喝の罪……平山幹子・上嶌一高
第38章 横領の罪……上嶌一高
第39章 盗品等に関する罪……豊田兼彦
第40章 毀棄及び隠匿の罪……鎮目征樹

刑法各論 <第7版> (法律学講座双書)

橋爪隆東大教授の補訂により復活、最新の法改正に完全対応の基本書!
豊富な具体的事例に基づき、刑法各論の解釈論を明快に提示した基本書の決定版を、愛弟子の橋爪隆東大教授が、丁寧に補訂。
旧版の記述は、基本的に原形のまま残し、西田典之先生の解釈論を示すものとしつつも、この間の新法令の制定や法改正、すなわち、危険運転致死傷罪・性的自由に対する罪については、大幅に記述を改めた。最近の判例・裁判例の内容も加筆し、文献のアップデートも行った至れり尽くせりの待望の最新版。
【主要目次】
第1編 序論
第2編 個人法益に対する罪
1章 生命に対する罪
2章 身体に対する罪
3章 自由に対する罪
4章 秘密・名誉に対する罪
5章 信用および業務に対する罪
6章 財産に対する罪
第3編 社会的法益に対する罪
1章 公共危険罪
2章 取引の安全に対する罪
3章 風俗に対する罪
第4編 国家的法益に対する罪
1章 国家の存立に対する罪
2章 国交に対する罪
3章 国家の作用に対する罪
【事項・判例索引】
第1編 序論
第2編 個人法益に対する罪
1章 生命に対する罪
2章 身体に対する罪
3章 自由に対する罪
4章 秘密・名誉に対する罪
5章 信用および業務に対する罪
6章 財産に対する罪
第3編 社会的法益に対する罪
1章 公共危険罪
2章 取引の安全に対する罪
3章 風俗に対する罪
第4編 国家的法益に対する罪
1章 国家の存立に対する罪
2章 国交に対する罪
3章 国家の作用に対する罪
【事項・判例索引】

警察官のためのわかりやすい刑法

警察官を始めとする初学者を念頭に置いて,できるだけ分かりやすい記述を心がけた。学説には深入りせず,判例を中心とした実務的な内容で,刑法の全体像をつかめる。

はじめての刑法 ウォーミングアップ総論・各論

刑法事例演習教材〔第3版〕

刑法演習書のデファクト・スタンダード。練られた設例を用いて,理論の構成および重要な事実の抽出を繰り返すことにより,応用力を涵養する。的確に要点を示す解説には定評がある。旧版の記述を見直して内容を一層充実させつつ,4つの設例・解説を追加した。
故意の認定/承継的共犯/共謀共同正犯と間接正犯の区別/占有の概念/横領と背任の区別/違法阻却事由の錯誤/窃盗罪の保護法益・親族相盗例/正当防衛・過剰防衛の成否,因果関係等/早すぎた結果発生/被害者の同意/邸宅侵入と放火/中止犯/二重売買と横領/抽象的事実の錯誤/銀行取引等犯罪/賄賂罪/共謀共同正犯と二項強盗/過失犯の共同正犯/ひき逃げ・遺棄/原因において自由な行為/司法に対する罪/窃盗の不法領得の意思/過失犯と結果回避可能性/盗品等関与罪/共犯関係からの離脱……など分野横断的な全52設例。

新版 刑法講話

著者は、日本におけるいわゆる客観主義刑法学とりわけ自由主義刑法学を樹立した刑法学の泰斗として、また、学問の自由と大学の自治を確立するためにたたかわれた「京大事件」の当事者として知られる。
本書は「一般向きの読み物」とされているが、罪刑法定主義の人権保障機能を最重要視し、国家の刑罰権の濫用からいかに個人の人権を保障するかを中心に理論を構成しており、瀧川の刑法理論の神髄が簡潔・平易な言葉で叙述されている。初版は昭和26(1951)年度の毎日出版文化賞を受賞した。
本書は、1951年の初版から30年以上経った1987年刊行の第2版であるが、その間の刑法の改正など留意事項を含め、竹内正(島根大学教授=1986年当時)の「解説」が付されている。
(日本評論社創業100年記念復刊/底本:1988年4月30日第2版第2刷発行)

変革の時代における理論刑法学

理論刑法学の深遠を標す待望の論文集!
▼刑法学界の新境地を切り拓く気鋭の第一人者、井田良教授(司法試験考査委員)による待望久しい論文集。刑法総論分野にテーマを絞り集成。
▼刑事立法の新動向の評価,刑法学の在り方,違法論および責任論の基礎,量刑判断の枠組み……変革の時代において刑法学が直面する根本問題に正面から立ち向かう著者最新書。
▼「刑法と判例と学説-刑法判例の読み方」等といった初学者向きの論文から、裁判員制度導入に伴い重要度を増す量刑理論を扱う「量刑をめぐる最近の諸問題」等々、新しい時代における理論刑法学の基本的かつ重要な問題を論考。
▼「いわゆる違法二元論をめぐる一考察」論文等,違法論,責任論の基礎等について,井田理論の根本を理解するための必読の論文集

コンパクト 刑法各論 (コンパクト法学ライブラリ 11)

刑法各論上の主要なテーマ・問題点について必須かつ基本となる判例・通説の考え方を示し,それを基礎として,学修者各々が自身で考察,検討して,問題解決的思考を組み上げていけるよう導く。好評既刊『コンパクト刑法総論』同様,設問を挿入して一層の理解を配慮。2 色刷。
第1編 個人的法益に対する罪
1 生命,身体,自由,秘密・名誉,信用・業務に対する罪
第1章 生命に対する罪
第2章 身体に対する罪
第3章 自由に対する罪
第4章 秘密・名誉に対する罪
第5章 信用および業務に対する罪
2 財産に対する罪
第6章 財産に対する罪
第7章 窃盗の罪
第8章 強盗の罪
第9章 詐欺および恐喝の罪
第10章 横領の罪
第11章 背任の罪
第13章 毀棄および隠匿の罪
第2編 社会的法益に対する罪
第14章 放火および失火の罪
第15章 文書偽造の罪
第16章 有価証券偽造の罪
第17章 支払用カード電磁的記録に関する罪
第3編 国家的法益に対する罪
第18章 公務の執行を妨害する罪
第19章 司法に対する罪
第20章 賄賂の罪
事項索引
判例索引

ハイブリッド刑法各論〔第3版〕

2022年刑法改正に対応して改訂。豊富な事例から、条文解釈、判例の位置づけ、通説など基礎知識を丁寧に解説。刑法と関連する重要知識を取り上げるTopicコーナー、重要論点を深掘りするFurther Lessonコーナーを設け、初学者から司法試験対策まで幅広く活用できる。
はしがき
凡 例/執筆者紹介
序 刑法各論の意義と体系 [松宮 孝明]
1 刑法各論の意義と課題
2 刑法各論の「体系」
◆第1部 個人的法益に対する罪
第1章 総 説 [塩谷 毅]
第2章 生命・身体に対する罪 [塩谷 毅]
1 総 説
2 殺人の罪
3 傷害の罪
4 過失傷害の罪
5 堕胎の罪
6 遺棄の罪
第3章 自由に対する罪 [安達 光治]
1 総 説
2 逮捕・監禁の罪
3 脅迫の罪
4 略取・誘拐・人身売買の罪
5 強制わいせつおよび強制性交等の罪
6 住居を侵す罪
第4章 人格的法益に対する罪 [野澤 充]
1 秘密に対する罪
2 名誉に対する罪
第5章 信用および業務に対する罪 [野澤 充]
1 信用毀損罪
2 業務妨害罪
3 電子計算機損壊等業務妨害罪
第6章 財産に対する罪
1 総 説 [嘉門 優]
2 窃盗の罪 [嘉門 優]
3 強盗の罪 [嘉門 優]
4 詐欺・恐喝の罪 [平山 幹子]
5 横領の罪 [松宮 孝明]
6 背任の罪 [松宮 孝明]
7 盗品等に関する罪・毀棄および隠匿の罪 [松宮 孝明]
◆第2部 社会的法益に対する罪
第7章 総 説 [金 尚均]
1 社会的法益に対する罪の種類
2 社会的法益と個人的法益の関係
3 抽象的危険犯と具体的危険犯
第8章 公共の安全に対する罪 [金 尚均]
1 騒乱の罪
2 放火および失火の罪
3 出水および水利に関する罪
4 往来を妨害する罪
第9章 公衆の健康に対する罪 [金 尚均]
1 あへん煙に関する罪
2 飲料水に関する罪
第10章 公共の信用に対する罪 [松宮 孝明]
1 偽造の罪の共通問題
2 通貨偽造の罪
3 文書偽造の罪
4 有価証券偽造の罪
5 支払用カード電磁的記録に関する罪
6 印章偽造の罪
第11章 風俗に対する罪 [玄 守道]
1 総 説
2 わいせつおよび重婚の罪
3 賭博および富くじに関する罪
4 礼拝所および墳墓に関する罪
◆第3部 国家的法益に対する罪
第12章 総 説 [豊田 兼彦]
1 国家的法益の意義
2 国家的法益に対する罪の分類
第13章 国家の存立に対する罪 [豊田 兼彦]
1 総 説
2 内乱に関する罪
3 外患に関する罪
第14章 国交に関する罪 [豊田 兼彦]
1 総 説
2 国交に関する罪
第15章 国家の作用に対する罪 [井上 宜裕]
1 総 説
2 公務の執行を妨害する罪
3 司法作用に対する罪
4 汚職の罪
参考文献案内/判例索引/事項索引

応用刑法Ⅰ総論

『基本刑法1』で学んだ基本的事項をより深くより正確に理解させ、使いこなせる力に変える実務刑法学入門の決定版。
1 構成要件該当性
2 違法性
3 責 任
4 未遂犯
5 共 犯

図解で早わかり 改訂新版 刑法のしくみ

構成要件、違法性、責任、共犯など、犯罪全般に共通する成立要件や犯罪類型の基本がわかる。不同意性交罪、性的姿態撮影罪など、性犯罪規定見直しのための令和5年刑法改正に対応。拘禁刑の創設などを定めた令和4年刑法改正にも対応。刑事訴訟、裁判員制度、少年事件、ストーカー規制法などの刑法関連法律も本書1冊で学べる。
第1章 刑法の考え方
第2章 刑法総論1[犯罪の成立要件]
第3章 刑法総論2[故意と過失]
第4章 刑法総論3[共犯・罪数・刑罰論]
第5章 刑法各論1[個人的法益]
第6章 刑法各論2[個人的法益、財産罪]
第7章 刑法各論3[社会的法益]
第8章 刑法各論4[国家的法益]
第9章 その他の関連法律
第1章 刑法の考え方
第2章 刑法総論1[犯罪の成立要件]
第3章 刑法総論2[故意と過失]
第4章 刑法総論3[共犯・罪数・刑罰論]
第5章 刑法各論1[個人的法益]
第6章 刑法各論2[個人的法益、財産罪]
第7章 刑法各論3[社会的法益]
第8章 刑法各論4[国家的法益]
第9章 その他の関連法律

10歳から読める・わかる いちばんやさしい刑法

小学校中学年レベルに理解しやすい言葉で、日本の刑法を解説。
刑法そのものの定義や意義をはじめ、条文で定められている主な刑罰の種類と内容、
刑罰が科せられるルールなど、イラストを交え、わかりやすく紹介。
『日本国憲法』『民主主義』に続く、大人もこっそり学べる法律・政治入門の最新刊!

実務 SAに強くなる!! イラスト解説 刑法

条解刑法 第4版補訂版

直近の法改正に対応した、逐条解説書の補訂版!
今版は、2年前に上梓した4版改訂版以降の新しい判例の蓄積を補うことはもちろん、また、次にあげるような、重要な法改正がなされたことに対応した補訂版です。
刑法典解釈にも影響が生じる少年法改正が、2022(令和4)年4月1日に施行され、そして6月には、刑法改正が成立し、このうち侮辱罪の法定刑を引き上げる部分は、7月7日に施行されました。この改正は、インターネット上の名誉侵害に対する社会の問題意識の高揚を背景にしており、他の条文解釈にも関連してくると考えられます。
さらに、12月には民法改正がなされ(令4法102)、16日に公布されました。親権者の懲戒権を規定していた民法822条が削除され、子の監護・教育における体罰等の禁止を定める民法821条が設けられた点が重要で、それに対応する改訂は、本書が期待されている「刑法典の各条文についての実際の解釈・運用を明示し、その最新の理論的根拠を簡潔に示すこと」という視点から、必須のものと考えられたため、今回、第4版を補訂することになりました。
現在の刑事実務に応える、最新コンメンタールです!
現行刑法全条の逐条解説
自動車運転処罰法の解説
(事項索引・判例索引)

刑法総論 (有斐閣ストゥディア)

初学者のための全く新しいテキスト。丁寧な記述と豊富な例,学習支援のツールで考えながら着実に理解が進む。必須の内容を凝縮しつつ,用語や発展的話題も注等でカバーし,読むほどに力がつく。体系全体のハンディマップとして長く役立つ。論点整理や復習にも◎!
序 章 刑法総論の見取り図 1 刑法総論とは/2 刑法の構成/3 犯罪論体系
第1章 刑法の基礎理論 1 総説/2 罪刑法定主義/3 犯罪論の概要
第2章 構成要件 1 総説/2 因果関係/3 不作為犯
第3章 故意 1 故意論/2 事実の錯誤
第4章 過失 1 過失理論/2 過失の諸問題
第5章 違法性 1 総説/2 正当防衛/3 緊急避難/4 法令・正当業務行為/5 被害者の同意
第6章 責任 1 総説/2 責任能力/3 原因において自由な行為/4 違法性の錯誤
第7章 未遂犯 1 総説/2 狭義の未遂犯/3 不能犯/4 中止犯
第8章 共犯 1 総説/2 間接正犯/3 共同正犯/4 教唆犯/5 幇助犯/6 共犯の諸問題
第9章 罪数論 1 罪数論の意義/2 本来的一罪/3 科刑上一罪/4 併合罪
第10章 刑法の適用範囲 1 場所的適用範囲/2 時間的適用範囲
第11章 刑罰の種類 1 刑罰の体系/2 死刑/3 懲役・禁錮・拘留/4 罰金・科料/5 没収・追徴/6 刑の適用

刑法的思考のすすめ

法を使って問題を解決していく、
論理的かつクリエイティブな<思考戦>を体験せよ!
ポップでポップでエキサイティングな法学講座開講!
有罪か?無罪か?
刑法の現場ではギリギリの思考戦が繰り広げられている。
「刑法的思考」とはその数多の思考戦の中から抽出された
ロジカルシンキングの結晶のようなもの。
物事を論理的に考え、批判的に検討し、多角的に分析する、
そのような思考の補助ツールとなってくれる。
本書では、実際の事件や事例から
刑法を使って考えることの面白さを熱量たっぷりにお伝えします!
【目次より】
1 本書でやろうとしていること
2 殺人罪(刑法199条)を使って考える
・「人を殺した」とはどういうことか(その1)(その2)
・「人を殺し」そこねた場合
・それは本当に「人」ですか?
3 身近な犯罪を使って考える
・窃盗罪(刑法235条)を使って考える
・名誉棄損罪(刑法230条)を使って考える
・詐欺罪(刑法246条)を使って考える
4 刑法的思考の限界とその先
・刑法特有の制約
・新しい犯罪は作れる
・「使う」か「作る」か
5 刑法的思考の後で:刑法について知る
・日本の刑法の歴史
・日本の刑法の特徴
・刑法的思考で死刑を考える

刑法入門 (岩波新書)

刑法学の第一人者が,犯罪と刑罰をめぐる基本的な考え方を丹念に解説する.裁判員時代の必読文献.
犯罪とは何であり,なぜ犯罪者には刑罰が科せられるのであろうか.また,「罪が犯された」と言うためには,どのような条件が必要なのか.刑事裁判に市民が参加する裁判員制度が導入されるなど,私たちも刑法の基本を理解することがこれまで以上に求められている.刑法学の第一人者が,犯罪と刑罰をめぐる考え方を解説する.

刑法総論 第3版 (伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 1)

試験の傾向も含め、最新の動向をふまえた待望の第3版!
呉明植基礎本シリーズ(通称、GOシリーズ)は、伊藤塾での法科大学院・司法試験用の入門講義をベースとして、全くの初学者の方、および学習上の壁に突き当たった中級者の方を想定して執筆された入門書です。
法曹界へ出て行っても、企業社会へ出て行っても通用する盤石な基礎を固めるためのシリーズです。司法試験合格者の全員が、また、法曹実務家の全員が共有している法的な「常識」を伝えることをめざしています。
試験で答案を書くのに役立つ「論証カード」は著者のオリジナル。今回、内容をバージョンアップ。図表・イラストを多用し、重要論点はすべてカバー、メリハリのきいた解説が好評のテキスト、パワーアップの最新版。

ロクシン刑法総論〈第1巻 基礎・犯罪論の構造〉【第4版】

【原著第4版の翻訳がついに完結】ドイツ刑法学を長く牽引し、中心的な役割を果たしてきたC.ロクシン教授による体系書第4版。翻訳は2分冊とし、本書はその前半を収める。著者の思想・方法論から、最新の判例・学説・理論を明晰かつ総合的に検討した古典的名著最新版。理論と実務の絶妙なバランス感覚により、具体的・説得的な理論を提供、また、個別テーマ毎にドイツ以外の関連文献までも掲示した充実の書。

まとめ

今回は刑法の勉強におすすめの本をご紹介しました!

気になった本があればぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます!